MTG 旧枠EDH

バントカラーとエスパーカラー

マナ・クリーチャー

貴族の教主 / Noble Hierarch

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マナ・クリーチャーの選択肢

★★★

– 極楽鳥 / Birds of Paradise

好きな色のマナを出せるので多色デッキならほぼマストカードだろう。

– ラノワールのエルフ / Llanowar Elves

マナ・クリーチャーを搭載するということはデッキに緑を含んでいるということ。

– Fyndhorn Elves

EDHでは、同型再販は極力採用するというのが基本戦略とされている。

★★☆

– 貴族の教主 / Noble Hierarch

バントカラーのデッキでは 極楽鳥 / Birds of Paradise より便利に使える場面も出てくるかも知れない。

– 根の壁 / Wall of Roots

パララクス補充 - MTG 旧枠EDH で使えば無限マナも出せる。面白い使い道があれば採用しても良いかも知れない。

★☆☆

– クローサの修復者 / Krosan Restorer

複数マナを出せる土地と絡めることができるなら使ってみても良いだろう。草原のドルイド僧 / Ley Druid の上位互換で、スレッショルド達成時の能力が加わっている。

– 金属細工師 / Metal Worker

茶単なら即採用となるだろうが、それ以外のデッキでは厳しいか。

狂気の祭壇

狂気の祭壇 / Alter of Dementia 

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使い勝手について

玉虫アルター - MTG 旧枠EDH や ダンシング・ドレイク のフィニッシャーとして機能するだけでなく、リスクラフト - MTG 旧枠EDH などの無限クリーチャーコンボ成立時に場にあれば勝利確定を1ターン早めることもできる。無色2マナとコストの低いサクり台としても優秀。

玉虫アルター - MTG 旧枠EDH での運用方法についても触れておく。両方手札にあり、4マナまでしか出せない時に 玉虫色のドレイク / Iridescent Drake に 誘拐 / Abduction をエンチャントしようと思うと、まず 玉虫色のドレイク / Iridescent Drake を召喚して次のターンに 誘拐 / Abduction をエンチャントするという手順を踏む必要があるが、これでは隙が多過ぎる。そうならないように、まず対戦相手のクリーチャーに 誘拐 / Abduction をエンチャントしてコントロールを奪い、生け贄に捧げる。次のターンに 玉虫色のドレイク / Iridescent Drake を召喚し、誘発型能力で墓地から 誘拐 / Abduction を持ってくる。こうすることで 玉虫色のドレイク/  Iridescent Drake の無防備な状態を極力少なくすることができる。

これは他のサクり台にも言えることなのだが。

デッキリスト(バント②)

2018年3月29日

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カバ・アラームⅡ での考察を反映し、放蕩魔術師 / Prodigal Sorcerer と 錬金術の研究 / Hermetic Study を採用。誤った指図 / Missdirection は使用できるタイミングが限定的過ぎるので外れた。カバ・アラーム のコンボパーツが過剰になるので 天使のトランペット / Angel’s Trumpet も外れた。


- ジェネラル(1)
Phelddagrif
- クリーチャー(13)
極楽鳥 / Birds of Paradise
ラノワールのエルフ / Llanowar Elves
Fyndhorn Elves
Elvish Spirit Guide
魂の管理人 / Soul Warden
貴族の教主 / Noble Hierarch
マーフォークの物あさり / Merfolk Looter
花の壁 / Wall of Blossoms
金粉のドレイク / Gilded Drake

∠IN 放蕩魔術師 / Prodigal Sorcerer
リシャーダの巾着切り / Rishadan Cutpurse
玉虫色のドレイク / Iridescent Drake
アカデミーの学長 / Academy Rector
- インスタント(19)
剣を鍬に / Swords to Plowshares
渦まく知識 / Brainstorm
俗世の教示者 / Worldly Tutor
悟りの教示者 / Enlightened Tutor
神秘の教示者 / Mystical Tutor
税収 / Tithe
衝動 / Impulse
アーギヴィーアの発見 / Argivian Find
ミューズの囁き / Whispers of the Muse
Arcane Denial
Mana Drain
エラダムリーの呼び声 / Eladamri’s Call
直観 / Intuition
大あわての捜索 / Frantic Search
長期計画 / Long-Term Plans
転覆 / Capsize
嘘か真か / Fact or Fiction
手綱 / Reins of Power
Force of Will
- ソーサリー(9)
Regrowth
自然の知識 / Nature’s Lore
商人の巻物 / Merchant Scroll
関税 / Tariff
Altar of Bone
意外な授かり物 / Windfall
補充 / Replenish
神の怒り / Wrath of God
時のらせん / Time Spiral
- エンチャント(15)
繁茂 / Wild Growth
土地税 / Land Tax
Mystic Remora
森の知恵 / Sylvan Library
大地の知識 / Earthcraft

∠IN 錬金術の研究 / Hermetic Study 
肥沃な大地 / Fertile Ground
真の木立ち / Sterling Grove
侵入警報 / Intruder Alarm
リスティックの研究 / Rhystic Study
沈黙のオーラ / Aura of Silence
リスの巣 / Squirrel Nest
誘拐 / Abduction
パララクスの波 / Parallax Wave
オパール色の輝き / Opalescenece
- アーティファクト(11)
Mana Crypt
Jeweled Amulet
水蓮の花びら / Lotus Petal
太陽の指輪 / Sol Ring
魔力の櫃 / Mana Vault
巻物棚 / Scroll Rack
友なる石 / Fellwar Stone
精神石 / Mind Stone
狂気の祭壇 / Altar of Dementia
ファイレクシアの供犠台 / Phyrexian Altar
記憶の壺 / Memory Jar
- 土地(32)
Tundra
Savannah
Tropical Island
真鍮の都 / City of Brass
アダーカー荒原 / Adarkar Wastes
低木林地 / Brushland
ヤヴィマヤの沿岸 / Yavimaya Coast
氾濫原 / Flood Plain
草原 / Grasslands
知られざる楽園 / Undiscovered Paradise
宝石鉱山 / Gemstone Mine
古えの墳墓 / Ancient Tomb
反射池 / Reflecting Pool
高級市場 / High Market
トリーヴァの廃墟 / Treva’s Ruins
セファリッドの円形競技場 / Cephalid Coliseum
溢れかえる岸辺 / Flooded Strand
樹木茂る山麓 / Wooded Foothills
吹きさらしの荒野 / Windswept Heath
汚染された三角州 / Polluted Delta
色あせた城塞 / Tarnished Citadel
Snow-Covered Forest(1)
森(2)
Snow-Covered Plains(1)
平地(2)
Snow-Covered Island(1)
島(4)

5色地形

Rainbow Vale

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5色地形の選択肢

★★★

真鍮の都 / City of Brass 

1点のダメージは誤差の範囲内と言える。リシャーダの港 / Rishadan Port で縛られ続けたとしても知れている。

反射池 / Reflecting Pool

これ1枚だけにならない限りは問題ない。「タイプ」と書いてあるので無色マナの出る土地と併用した場合は無色マナも出せる。

色あせた城塞 / Tarnished Citadel

3点ダメージは誤差とは言えないが、無色マナならノーダメージで出せるのでそこまで気にすることもない。

− オンスフェッチ

色の組み合わせやデュアランとの併用により事実上の5色地形と言える。再録の影響もあってそこまで高額ではなくなった。

★★☆

知られざる楽園 / Undiscovered Paradise

ブレストフェッチや タックス・ラック を搭載することで手札に戻る効果を利用できるなら悪くはない。

宝石鉱山 / Gemstone Mine

棲み家 サイクルで再利用したり、輪作 / Crop Rotation のタネとして使ったりできればデメリットもそこまで気にならない。3マナ目は出したら即座に生け贄となるので注意。

大闘技場 / Grand Coliseum 

殆ど 真鍮の都 / City of Brass と同じだが、タップインなので採用は躊躇われるか。

− ミラージュフェッチ

こちらもタップインなのだが、基本地形の重要度によっては採用できる。ライブラリーをシャッフルしたい場合にも有効。

★☆☆

Rainbow Vale

Group Hug 系の Phelddagrif デッキでたまに見かける。押し付ける相手にもよるが、大抵帰ってこないので1回使い切りになる。税収 / Tithe土地税 / Land Tax のようなカードで元を取ることも可能だが、どうだろうか。

時のらせん

時のらせん / Time Spiral

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7ドローや墓地対策カードとしての評価は 7ドロー - MTG 旧枠EDH にある通りだが、ここでは更にライブラリー修復カードとしての側面について触れておく。

パララクス補充 - MTG 旧枠EDH 成立時、花の壁 / Wall of Blossoms の無限CIPによる無限ドロー経由で リシャーダの巾着切り / Rishadan Cutpurse を引いてくるというパターンがあり、この時ライブラリーが削れ過ぎてしまうと少し困った事態になる。

リシャーダの巾着切り / Rishadan Cutpurse の無限CIPによって対戦相手のパーマネントは一掃されるが、それだけで勝利確定とはならない。圧倒的に有利な状況には違いないが、そこから何らかの勝利条件を満たさなければならない。ライブラリーの残枚数にある程度の余裕がある場合、ジェネラルダメージ21点や通常ダメージ40点を達成して勝つことができ、上手くいけばもっと早い段階で別の無限コンボを達成して勝つこともできる。

ライブラリーの残枚数が少ない場合、間に合わずにライブラリーアウトになる可能性があり、またそれを見越して対戦相手が投了しないという事も起きてくる。

このような場面でライブラリー修復カードを使えるよう、デッキに仕込んでおく必要がある。ドローや墓地対策といった他の機能も兼ね備えている点を加味すると、当ブログ的には 時のらせん / Time Spiral が候補の筆頭となる。

カバ・アラームⅡ

Phelddagrif
+侵入警報 / Intruder Alarm
+ラノワールのエルフ / Llanowar Elves

フィニッシャーについての考察が進んだので

コンボの概要については カバ・アラーム - MTG 旧枠EDH を参照で省略したい。

現時点で採用しているフィニッシャーは3枚

① 手綱 / Reins of Power 

② 放蕩魔術師 / Prodigal Sorcerer 

錬金術の研究 / Hermetic Study 

これらはカードタイプが異なり、それぞれインスタント、クリーチャー、エンチャント(クリーチャー)となっている。この結果、デッキに搭載されているサーチカード全てからどれかにアクセスできる。

①については、唯一のインスタントなので(2)青青のコストにさえ目を瞑ることができれば採用で良いだろう。

②については、Zuran Spellcaster や ルートウォーターのハンター / Rootwater Hunter といった同型再販やその他さまざまな亜種が存在するが、ここは代名詞的存在の「ティム」を採用するだけで十分だろう。③にある 錬金術の研究 / Hermetic Study を搭載していることからも、複数枚の採用についてはスロットの無駄遣いと判断して見送った。

③については、天使のトランペット / Angel’s Trumpet と競合関係にあるが、何点かの根拠をもとに 錬金術の研究 / Hermetic Study の方を選択した。

・サーチ元カードの多さ;悟りの教示者 / Enlightened Tutor からはどちらもサーチできるが、アカデミーの学長 / Academy Rector や 真の木立ち / Sterling Grove からはエンチャントの 錬金術の研究 / Hermetic Study しかサーチできない。上記の「サーチカード全てからどれかにアクセスできる」という条件を満たす方が優先される。サーチカードに Transmute Artifact を採用している場合は状況が変わってくるが、7ドロー - MTG 旧枠EDH の最後に書いてあるような制約を設けていて、採用する予定が無いためここでは無視する。

・マナコストの違い;総マナコストでは(1)青と(3)というたった1マナの差しかないが、Force of Will の存在を考えると青いカードというだけで価値が上がる。

・勝利確定までのスピード;天使のトランペット / Angel’s Trumpet では次の相手ターン終了時まで勝ちは確定しない。対して 錬金術の研究 / Hermetic Study の方はエンチャント対象が Phelddagrif でも他のクリーチャーでも、召喚酔いでさえなければコンボが成立したターンの内に無限ダメージを相手に叩き込める。但し、マナ・クリーチャーが一体しか場に出ていない場合、それにエンチャントしてしまうと無限ダメージは与えられないので注意が必要になる。

7ドロー

Timetwister

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EDHにおいて7ドロー系のカードは強くないという主張を散見する。多人数戦ではハンドアドのコントロールが難しくなることを考えると、概ね賛同できる。

それでも採用候補となり得るカードについて

意外な授かり物 / Windfall

自身の手札を大量消費しておけば確実にハンドアドを取れる。マナファクトは勿論、マナ・クリーチャーも搭載しているバントカラーのデッキでは特に手札の消費が速い。手札を墓地に落とせるのもコンボの種類によっては高評価。総マナコスト3という軽さも良い。

時のらせん / Time Spiral

最大6つの土地をアンタップできるので、場合によってはマナが増える。また、墓地対策カードとしても使える。

記憶の壺 / Memory Jar 

5マナのコストを先払いしておけるという点において、時のらせん / Time Spiral と同等の使い易さと言える。このカードで引いてきた7ドロー系のカードを同ターン中に唱えると、対戦相手を置き去りにしている感があって良い。

Diminishing Returns 

コンボパーツがゲームから取り除かれてしまった場合はかなり痛いが、危機的状況からの回避という意味では対戦相手の墓地と手札を同時にリフレッシュできるので悪くない。コンボを複数パターン搭載してリスクを軽減できるなら、メタ次第では採用も考えられる。

なお、下枠に ©︎Wizards の欄が記載されていないカードは使わないというマイルールを持ち、そのことで同時に物欲を制限しているので、Timetwister は搭載していない。デュアランや Mana Drain太陽の指輪 / Sol Ring 等はイタリア語版で揃えることにしている。